COMMON FOREST JAPAN
Abstract Tree Line

コモンフォレスト

ジャパン

Let's Take Action!

森はだれのもの?

Illustration of Trees

本来、森はだれのものでもない

みんなの共有財産なんじゃない?

わたしたちは

みんなの共有財産として森を共同購入して管理する

コモンフォレストジャパン

Brush Stroke Line

[ お知らせ ]

2024.2.23「コモンフォレストジャパン主催シンポジウム2024」を開催しました

皆様のご協力をいただき、コモンフォレストジャパン・シンポジウム「コモンの風が吹きはじめた!」を無事開催することができました。ありがとうございました。

会場170名、オンライン500名という大変多くの方々にお申し込みいただき、たくさんの方々から感想や期待の言葉をいただきました。ありがとうございます。

シンポジウムの模様を当日のグラフィックレコードでご紹介します。

グラフィックレコード作成:肥後祐亮氏

https://www.facebook.com/TowelMan


アーカイブ版について

お陰様でチケット販売終了後も、視聴ご希望の声が続々と届いております。

コモンフォレストジャパンへの問合せフォームにて対応させていただいております。


アーカイブ版お申込み(CFJ問い合わせフォーム) >> https://x.gd/542yf

※シンポジウムアーカイブ版希望とご記入ください。

会員500円、一般1000円のご寄付をお願いしております。

メガソーラー

森林破壊・開発

山や周辺環境への影響

Cream Line Brush Swatches

地主さんだから

山を壊しても いいの?

これまでの環境保全は、保護管理の一点張りでした。しかし、これからは人々が、自然はみんなの共有財産=コモンズであるという意識を回復し、私的所有を超えた古くて新しい所有概念を取り戻すことが、自然の再生、保護に直結するとわたしたちは考えています。



みんなの共有財産=コモンズとしての新しい所有のかたち

みんなの共有財産として森を共同で購入

money line icon

共同で管理・運営 適度な手入れや保全、持続可能な利活用

Reforestation Icon

生物多様性をさらに豊かにして未来に残していく

Dove Bird Icon
Flower Outline Illustration

「触らない」保護管理ではなく

ちゃんと手を入れることで

森を守り育てる 

「持続可能な利用」へ

これまでの環境保全は、保護管理の一点張りでした。しかし、これからは人々が、自然はみんなの共有財産=コモンズであるという意識を回復し、私的所有を超えた古くて新しい所有概念を取り戻すことが、自然の再生、保護に直結するとわたしたちは考えています。


みんなの共有財産コモンズとして森林を共同購入し、共に自然再生や保全を行い、持続可能な利用を伝統的知恵から学び、自然も人間社会も豊かになってゆく、そんな社会的モデルを提示していくことを実践するのが、コモンフォレストジャパンです。


行き過ぎた資本主義から距離を取ろう


コモンズが社会を変える

本来、お金はモノとモノの交換をしやすくするための道具でした。それが、いつのまにか全てをお金でやり取りするようになり、生活に必要なあらゆるものをお金で買う社会、お金がないと生きていけない社会になりました。


その結果、人と人との関係性は希薄になり、支えあいや地域コミュニティは失われ、自分1人でいろいろを背負わなければならなくなり、そのためにさらにお金を稼がなくてはならないというループにはまり込んでいます。


コモンズは自然環境や生活に必要なインフラはみんなで共同で所有し管理するという、古くて新しい所有の概念です。この実践が人と社会を変えることに繋がると私たちは考えています。


コモンフォレストジャパン理事

代表理事:藤井芳広(ふじいよしひろ) 

NPO法人いとなみ 代表 滋賀県生まれ。2003年よりナマケモノ倶楽部に参加、様々な環境活動・社会活動を行う。2009年には韓国を100日かけて一周歩く「walk9/韓国巡礼」をコーディネート、国を超えた環境運動・平和運動の必要性と可能性を実感する。2010年、東京から韓国やアジアから近い福岡県糸島市に移住。仲間とともにNPO法人いとなみを結成し、森の再生とアジア交流を核とした循環型コミュニティづくりに取り組んでいる。2014年から糸島市議会議員を2期8年務める。2020年、「糸島 food forest」を立ち上げ、食べられる森づくりを進めている。

NPO法人いとなみ https://www.facebook.com/npo.itonami/


理事:斎藤幸平(さいとうこうへい)

東京大学准教授 1987年生まれ。専門は経済思想・社会思想。ベルリン・フンボルト大学哲学科博士課程修了。博士(哲学)。Karl Marx’s Ecosocialism: Capital, Nature, and the Unfinished Critique of Political Economy (邦訳『大洪水の前に』堀之内出版)によって、「ドイッチャー記念賞」を歴代最年少で受賞。45万部を超えるベストセラー『人新世の「資本論」』(集英社新書)は、「新書大賞2021」を受賞。「アジア・ブックアワード」で「イヤー・オブ・ザ・ブック」(一般書部門)に選ばれた。


理事:坂田昌子(さかたまさこ)

明治大学文学部史学科卒業。生物多様性ローカルアソシエーション代表、環境NGO虔十の会代表、CEPAジャパン理事、古書げんせん館店長、八王子古本まつり実行委員長等々。2000年から圏央道高尾山トンネルから高尾山を守るために多彩な運動を展開。高尾山の生物多様性を守り伝えるためネイチャーガイド、ツリーハウス作り、生物多様性をテーマにしたイベントやワークショップ、勉強会を多数主催。現在は裏高尾にコミュニティスペースと高尾山情報の発信を兼ね備えた高尾ツリーダムカフェをセルフビルドで建築中。生物多様性の保全に尽力し日本各地を駆け回りつつ、生物多様性条約や地球サミットなど国際会議にも継続的に参加。ローカルにしっかり足を据えながらグローバルな視点で動く環境活動家。環境NGO虔十の会 https://takaokenju.com/

理事:廣水乃生(ひろみずのりお)

ADS株式会社 代表取締役、友部コモンズ共同代表 SDGs・サステナブル経営コンサルタントとして企業・自治体などへの支援を行っている。組織やコミュニティ内の関係性・紛争解決・ファシリテーションを専門としており、地方活性化、地域コミュニティづくりにも造詣が深い。元・数学教師、パタゴニア日本支社の元戦略策定パートナーなど異色の経歴の持ち主。2021年、茨城県笠間市で任意団体「友部コモンズ」を立上げ、「生活に必要なものは自分たちで作る」をコンセプトに環境再生型農業や林業などを中心とする共助のコミュニティづくりを進めている。ADS株式会社 https://www.a-d-s.solutions/


理事:山神智子(やまがみともこ)

友部コモンズ共同代表 京都大学経済学部卒業。化学メーカーで組織開発活動およびSDGsをテーマにした新規事業開拓のチームを立上げ活動したのち、ADS株式会社の活動に合流、2022年より経営に参加。2021年に大阪から茨城県笠間市に移住し、共同代表である廣水氏と共に活動している。半農半デザイナーを目指しながらローカルでのコモンズ活動に邁進中。 友部コモンズ https://www.instagram.com/tomobe_commons/


コモンフォレストジャパンの目指す社会・ビジョン

Cabin by the Forest Illustration

森や自然が大切にされ、森や自然から恵みを持続的に活用し、

暮らしに活かしていける社会


森と大地と海のつながりが認知され、

生物多様性や菌の多様性が大事にされる社会


自然とともに暮らすための智恵や技術が伝承され、生業として残り、

森や自然が豊かになることで社会全体が豊かになっていく社会

所有の概念とコモンズ

かつて、森や川など自然物は個人の持ちものでもありませんでした。

川の水は、地域の共有財産として各家々に引き込まれ、川上に暮らす人々は、川下に暮らす人のために水を決して汚さなかったものです。水源はとりわけ大切に守られ、水を涵養してくれる森の木々も地域の共同管理でした。薪炭林、家畜の餌のための茅場、土壁のための土を採取する場所など、すべてその地域で暮らす人々の共有財産だったのです。

近代以降、あらゆるものが、誰かの個人所有や「国」のものとなり、土地は何㎡という広さだけで価値が決められ、木々は材木としての価値でしか計算されなくなりました。水道が各家に敷かれると、もはや誰も水源の森に関心を持つことはなくなり、川に平気でゴミを捨てるようになりました。

森、川、海、すべての自然が、共同で管理、運営するものでなくなった時、自然からの恵みをいただくことも荒ぶる自然から身を守ることも他人まかせとする社会となったのです。その結果、山も森も荒れ、生物多様性も失われた状態が、今わたしたちの目の前に広がっています。

生物多様性と持続可能な利用

2019年に、IPBES(生物多様性および生態系サービスに関する政府間科学政策プラットフォーム)によって、地球全体のアセスメントが行われ最終報告書が発表されました。その内容は、人類の活動が今のまま変わらなければ、数十年以内に約100万種の生き物が絶滅の危機に瀕するという深刻なものでした。しかし、興味深い指摘もありました。国などが管理する自然保護区域よりも先住民や地域住民が伝統的に活用している場所の方が、生物多様性が守られている、あるいは生物多様性の損失のスピードが遅いという報告です。そこで暮らす人々の共同管理、つまり自分だけのものではなくみんなのもの、所有者は誰でもない場所は、必然的に他者を重んじ、取りすぎない、使いすぎないという持続可能な利用にならざるをえないということです。

これまでの環境保全は、保護管理の一点張りでした。しかし、これからは人々が、自然はコモンズであるという意識を回復し、私的所有を超えた古くて新しい所有概念を取り戻すことが、自然の再生、保護に直結するとわたしたちは考えています。

Let's Take Action!

いま、あなたにできること

Illustration of a Tree
Illustration of a Tree
Illustration of a Tree
Illustration of a Tree
Illustration of a Tree

裏高尾プロジェクト活動中!

東京・裏高尾の森 参加者募集!

Hand drawn lines, brush lines, brush strokes

コモンフォレストの具体的な活動拠点として、裏高尾地域に売りにだされている34,952㎡の土地を購入しました。

高尾山は、日本で一番植物の種類が多く、その数は約1300種、昆虫は日本三大生息地の一つで5000種を超えます。​野鳥は日本に生息するすべての野鳥の4分の1にあたる約150種が確認されています。標高599mという小さな山であ​りながら、きわめて豊かな生物多様性が残されています。しかし、圏央道高尾山トンネル貫通などの開発、年間270​万人という世界一の登山者数によるオーバーユース、持続不可能な観光のあり方によって、大きなダメージを受けて​います。この高尾山と連続する生態系である裏高尾の山林をみんなでお金を出し合って共同購入し、再生に向けた手​入れや利用を行っています。

Cutout Organic Textured Circle

参加の方法

あなたも一緒にプロジェクトに参加して

森を守り育てる仲間になりましょう!

Illustration of a Tree

1口20万円

社員総会の出席あり(議決権あり)

ただし口数に関わらず議決権は1個人/1団体あたり1つ

対象:個人、団体(企業は除く)

正会員コース

1口20万円

社員総会への出席なし(議決権なし)

対象:個人、団体(企業も団体として参加頂けます)

Illustration of a Tree

特別会員コース

※いずれも、お支払頂く金額はコモンフォレストジャパンへの入会金としての扱いになります。

入会以降は年会費等の費用の発生はありません。

woods
Olive Leaf Line Illustration

参加の流れ

参加の流れ

お申込みフォームにて参加表明

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面談や体験参加・承認


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入会金お支払い

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入会

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保全活動やイベントなどへの参加

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参加お申込みはこちらから

今後予定している森の再生活動・利用・イベント

Handwritten Number

活動拠点となる高尾地域の生物多様性をより豊かにしていくために、植生調査や保全活動を実施し、市民科学を育成していきます。

事例1:土砂崩れを防ぐための生態系を活かした土止め作業

事例2:土中環境の再生のための菌類、微生物の調査

Handwritten Number 2

活動拠点となる高尾地域において、生物多様性を学ぶスタディツアーや研修会を開催する

事例1:自然観察会の実施

事例2:生物多様性の講義や環境教育の場作り

Handwritten Number

自然利用に関する伝統的文化の調査と再生、文化継承のための実践

事例1:草木染めワークショップや摘み草料理ワークショップ

事例2:竹かごづくりや竹皮編みワークショップ

Handwritten Number

全国各地にコモンフォレストの取組みを広げ、コモンズという思想を社会に実装する

講師:藤井芳広

講師:坂田昌子

講師:斎藤幸平

講師:廣水乃生

団体概要


名称 一般社団法人コモンフォレストジャパン


原則 当法人は、以下の3つを原則として意志決定する。

①森を保全・再生し、地球全体の豊かな生物多様性を取り戻す

②生物多様性を損ねない形での持続可能な利活用をする

③コモンフォレストとして入手した土地等に対する私的所有権を放棄し共有するが、

 そこに関係する人や生き物の自然権(※)を尊重する

 ※自然権:人が環境を享受する権利(環境権)と生き物が生息する権利


目的

森は誰のものでもないという本来の姿を取り戻すために、みんなの共有財産としての森を共同で購入し、共同で管​理・運営し、コモンズとしての新しい所有のモデルを社会に提示するとともに、生物多様性の豊かな森を次世代に残​すことを目的とする。


設立 2022年6月2日


代表理事 藤井芳広

理事 斎藤幸平、坂田昌子、廣水乃生、山神智子

監事 西澤篤央


事業内容

(1) 森の共同購入のための資金調達活動および購入

(2) 森の保全と再生、適正な管理及び森林経営

(3) 森を1000年後に残し、次世代に継承していくためのコミュニティ事業

(4) 生物多様性を損ねない範囲での森の持続可能な利活用事業

(5) 森の保全・再生につながる商品の企画、開発及び販売

(6) 森や生物多様性に関する教育・啓発事業(講演会・研修会・セミナー等)の実施

(7) 森や環境共生先進地域を訪れるスタディツアーの実施

(8) 全国各地でコモンフォレストを推進する事業

(9) 第2条の原則に近しい団体に対する支援

(10) その他当法人の目的を達成するために必要な事業


事務所所在地 東京都八王子市裏高尾町1343番地1


一般社団法人 コモンフォレストジャパン 定款

Contact

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一般社団法人コモンフォレストジャパン

東京都八王子市裏高尾町1343番地1 

代表:藤井芳広